-
外遊びやお出かけには危険な暑さが続いていますが、毎日有意義な夏休みを過ごせていますか?
家族で旅行や帰省を予定している人も多いのではないでしょうか。夏休み中は学校生活と違って、どうしても生活リズムが乱れがちになってしまいます。夜更かしをしてしまって、大事な歯みがきを忘れて寝てしまった・・・なんてことはありませんか?
夏休み中は、ふだん学校では難しい昼食後の歯みがきタイムもしっかり確保できるので、1日3回の歯みがき習慣をつけるとてもよい機会です! 健康でむし歯のない歯を保つためには、歯と歯の間や、歯ぐきのすき間にたまった歯垢(しこう)を、歯みがきでしっかり取り除くことが大切です。
歯垢1mgに棲む細菌の数は1億個以上といわれています。わずかなみがき残しでも、いつも同じ箇所をみがき残していれば、細菌が増殖しむし歯になるリスクは高まります。
また、乳歯から永久歯に生えかわる小学校中学年くらいまでは、保護者のかたの仕上げみがきも大切です。
市販されている歯ブラシには形やサイズ、ブラシ部分の素材まで、さまざまな種類があります。
年齢やお口の状態によって毛の硬さやヘッドのサイズなど、その人に適した歯ブラシは違います。通常の歯ブラシではみがき残しがちな部位をピンポイントでみがける「ワンタフトブラシ」は、ヘッドの部分が小さいので奥歯の溝や、生えかわり時期でデコボコしている歯のみがきにくい箇所の仕上げ用におすすめです。
力を入れすぎると歯ブラシの毛先が開いてしまって、歯と歯ぐきの間や歯と歯の間などの細かいところに歯ブラシが届かなくなってしまいます。
歯ブラシの毛先が開かない程度の力でやさしくみがきましょう。
どうしても力が入ってしまうという人は、えんぴつを持つように握ってみがきます。こうすることで力が入り過ぎるのを防ぎ、歯と歯ぐきを傷つけないでみがくことができます。
鏡を見て歯ブラシの当たり方、動きをチェックしながら1本ずつ、ていねいにみがきましょう。
順番を決めて、毎回同じ順序でみがくことでみがき残しを防止。
みがきにくい裏側からみがいたり、みがき残しやすい箇所を先にみがいてしまうなどの工夫をすると、さらに効果的です。寝る前の歯みがきはとくに念入りに。
就寝中は唾液の分泌量が減少してお口の中は細菌が繁殖しやすい状態になるので、むし歯リスクが高くなります。細菌のエサであるプラーク(歯垢)を取り除き、細菌の繁殖を抑えましょう。※場所によってみがき方を変えてみよう!
歯と歯ぐきの境目に45度にブラシを当てて歯と歯ぐきの間に毛先が入ったことを確認したら、左右に細かく振動させるように動かします。
歯ブラシが横向きのままでは歯にうまく当たらないので、縦に持って歯ブラシの『かかと(柄に近い方)』を歯と歯ぐきの境い目に当てて、細かく上下に振動させるように磨きます。
奥歯の奥は忘れがちな上にみがきにくい箇所なので、歯ブラシを縦にしたりななめに入れたりしながら、忘れずにみがきましょう。
噛み合わせの溝の部分には汚れが残りがち。溝に当たるようしっかり歯ブラシを当てて前後に細かく動かします。
また、1番手前の臼歯は手首を返したり、持ち替えたりする箇所なので、みがき忘れに要注意です。 鏡でしっかりチェックしましょう。以上が基本的なみがき方ですが、お口の中の状態によってその人に合ったみがきかたは少しずつ違います。
夏休み中にかかりつけの歯医者さんでブラッシング指導を受けてみましょう。
プラークの染め出しをすると、歯ブラシの届きにくい箇所やみがき残しやすい箇所を知ることができ、今までのみがきかたを見直して自分に合ったブラッシング法を指導してもらうことができます。